キャンディを燃料にロケット打ち上げ成功

和歌山大学宇宙教育研究所などで作るチームが、キャンディを燃料にしたロケットの打ち上げに成功したそうだ。ロケットは勢いよく空高くまで上がり、見学していた子どもたちから歓声が上がった。
子どもに科学への興味を持ってもらおうと、元JAXAで国立天文台チリ観測所の阪本成一教授、秋田大学秋田宇宙開発研究所の和田豊所長、和歌山大学宇宙教育研究所の秋山演亮所長らが実行委員会を作って計画したそうだ。燃料に使ったのはUHA味覚糖のソフトキャンディ「ぷっちょ」。キャンディ20個を詰めた筒に液化ガスに入れると、キャンディが溶けながら燃えてガス化したものを噴射して飛ぶ仕組み。ロケットは長さ1.8メートル、重さ8キロ。主な素材はアルミと炭素繊維強化プラスチックで、強度を保ちながら軽量化したとのこと。ロケットは上空約220メートルまで上がり、パラシュートが開いて回収された。原理的にはぷっちょで宇宙空間まで飛ばすことは可能だそうだ。宇宙空間では限られた物資しか持ち出せないが、将来食料を緊急時の燃料に使うことも可能になるのではという話だ。お菓子を燃料にしてしまうのは少しもったいない気がしたが、燃料が無くなって緊急の際にそうした役立て方もできるようになればと考えると意味のある実験だったと言える。何より子どもたちに身近なお菓子を使った実験ということで関心も集められたのだろう。